一神教は危険?


最近日本では、一神教が危険であり、戦争の元であるという意見をよく聞きます。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教のような一神教は心を狭くさせる宗教である一方、仏教などの多神教は寛容であるため平和をもたらす宗教だと主張する人は少なくありません。

キリスト教もイスラム教も過去から現在に至るまで、一貫して異教徒を排撃し続けてきました。一神教を信仰する者は、未知なるものを恐れ、異質なものを素直に受け入れることができないのです。その教義は人間の生活のすべてを支配し、世界のあらゆる常識も、道徳も、倫理も超越するものなのです。 これに対し、神道も含めたアジア的多神教は、お互いを尊重しあい多様の中で生きることをいとわないのです。1
しかし、一神教は世界のあらゆる問題の原因なのでしょうか。また、多神教は本当に「お互いを尊重しあい多様の中で生きることをいとわない」のでしょうか。

こう主張する人たちは現実・歴史を知らないかまたは不正直です。インドでは互いに多神教であるにもかかわらず仏教徒とヒンズー教徒との間の暴力は珍しくありません。2スリランカでは、2004年1月15日に数人の仏教徒がカトリック教会に火をつけました。3インドでも2002年にヒンズー教徒は2000人のイスラム教徒を殺し、数千人のイスラム教徒をレイプしました。4そして、2006年に同じくインドでヒンズー教徒は多くのクリスチャンを迫害しました。5また、神道・仏教国のこの日本では数多くのクリスチャンが迫害・殺害されました。6

「キリスト教もイスラム教も過去から現在に至るまで、一貫して異教徒を排撃し続けてきました。」とありますが、聖書によるとキリスト教は創造主と信者の関係であり、人間には自由選択があります。強制的にキリスト教に改宗させることは無理です(人間は人の心を知ることができないからです)。異教徒を排撃することはキリスト教の教訓に反しています。キリスト教の教えは敵を愛することです。意見が合わない人と戦うことは非キリスト教的です。それを進める人たちはキリスト教を促進していることになりません。

一神教は暴力の独占権を持っているわけではありません。そして、一神教は戦争の原因ではありません。多神教もそうではありません。すべての信者が常に非暴力的であると主張できる宗教はこの世にありません。宗教は暴力の元ではありません。

暴力の原因は単に人間が生まれながら悪であることです。ほとんどの人はこれを否定しますし、性悪説を教えている古代宗教は一つです――キリスト教。しかし、これは否定できない事実です。だれも自分の子供に嘘のつき方を教えないでしょう。これは自然にできるのです。だれも子供に自己中心になるように教えないでしょう。2003年10月にクロアチアの保育園で、12人以上の赤ちゃんが一人の赤ちゃんに噛み付いて大怪我させました。6性善説ではこれをどうやって説明するのでしょうか。

キリスト教は人間の性悪説を教えます。子供たちは生まれながら悪であるという教えです。すべての人間は創造主の前で少なくとも一つの罪を犯しています。罪とは創造主の性質に反することをする、あるいは創造主に従わないことです。ですから犯罪を犯していなくても、嘘をついたり他人を憎んだりすることも罪ですし、なにより創造主を知らずに過ごすこと自体一番の罪です。多くの人は周りの人々を見て自分がそんなにひどい人ではないと確信します。確かにそうかもしれません。多くの人は人殺し、盗難などの大きな罪(犯罪)を犯しません。しかし、キリスト教が本当であれば創造主は聖なる方です。それが聖書のテーマです。創造主は私たちを他の人間に比べてよしとするのではありません。創造主は私たちが完全に正しいかどうか見極めるのです。一つの罪は創造主との関係を壊すのです。聖書によると、創造主は目が清く、悪を見られない方、また不義を見られない方です。

ですから、聖書は創造主が愛であると教えているのですが私たちをこのまま天国へ行かすことはできません。罪の報酬は死であり、罪人として死んだら創造主と一緒にいられず(天国)、永遠に創造主と離れなければなりません(地獄)。

しかし、創造主は人間を愛し、調和を戻すための方法を考えました。これは私たちの罪を罰しながら私たちを赦すことでした。罪のない方が私たちのために死ななければなりませんでした。しかし、罪のない人間はいないため、創造主ご自身が人間となりその罰を受けることになりました。

悪の問題の解決は何でしょうか。この世では解決が存在しません。人間は生まれながら悪であり、悔い改めません。私たち一人一人にこの世をよくする義務がありますが、私たちの唯一の望みは創造主の恩寵を受け入れ、もはや死はなく、もはや悲しみも嘆きも労苦もない天国へ行くことです。ある日創造主は悪を滅ぼします。その日の用意(悔い改め)をしましょう。

人生の5つの事実

  1. http://www.nona.dti.ne.jp/~pripia/taihenn.html
  2. http://www.rediff.com/news/2001/nov/02up.htm
  3. http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticle.asp?xfile=data/
  4. http://www.time.com/time/asia/magazine/article/0,13673,501031027-524518,00.html
  5. http://www.pauline.or.jp/history/history05.html
  6. http://www.christiantoday.co.jp/international-news-754.html
  7. http://www.cbsnews.com/stories/2003/10/24/national/main579955.shtml