どうして人工妊娠中絶が集団虐殺なのか


グレッグ・カニングハム 著


フェミニストと人種差別主義の憎しみのレトリック(巧言)

現代、フェミニストは「私の体だ」という唱和を使って未生の子どもの人間性を奪いますが、それより前から人種差別主義者は「私の財産だ」という唱和を使って奴隷の人間性を奪っていました。ドゥマス・マローンは「Jefferson the President, Little, Brown and Company, 1974(大統領であるジェファーソン)」という本で、ジョン・ランドルフが奴隷制度に対する制限は「私有の財産の権利を侵害する」ために制限を反対したと言います。

殺人対「選択」

人々はユダヤ大虐殺と私刑は「殺人」だったが,人工妊娠中絶は「選択」だから集団虐殺ではないと主張します。なぜなら、彼らはユダヤ人と黒人は「人」だと 考えていますが、未生の子どもは「人」ではないと信じているからです。しかし、人工妊娠中絶の支持者が未生の子どもの人間性を激しく否定するように、ユダ ヤ人と黒人を殺した人たちは自分の被害者の人間性を否定しました。

公正と便利さ

奴隷集団虐殺と人工妊娠中絶の集団虐殺のもう一つの共通点は、それぞれの創設と廃止に関する裁判に見られます。1998年10月26日のNewsweek「Slavery' s Real ' Roots(奴隷制度の本当の根)」という記事に次のように書かれています。
1775年までには、大農園制度が定着していました。アメリカは奴隷制度に強く頼っていたので簡単にそれをやめることができませ んでした。したがって、アメリカの憲法は奴隷制度を認めました。それを自己弁護するために、黒人を人間以下のものにするイデオロギーを組み立てました。そ の結果、アイラ・バーリンが「従属の例の一つより以上のことになった―従属がヒエラルキーにかられた世界には珍しくない―しかし、奴隷制度がアメリカの社 会秩序の基礎となっていました。
アメリカの最高裁判所は同じ議論を使ってPlanned Parenthood vs. Casey 505 U.S. 833, 1992という裁判でRoe vs. Wadeを倒すことを拒みました。ケイシーの相対多数者(オカンナー、ケネディー、スーター)は憲法的または道徳的に人工妊娠中絶を正当化する努力をしようともしなかったのです。彼らはただ人工妊娠中絶を廃止することの犠牲が高いと主張しました。
最近20年間の経済的・社会的な進行では、人たちは避妊が失敗しても人工妊娠中絶があるということに頼って、自分の社会上の地位 についての見方を定義する選択をして、入り組んだ関係を作ってきた。女性が平等に国の経済的・社会的な生活に参加することは生殖生活を管理することによっ て促進されている。憲法は人間の尊重に仕えるものである。ロー[という裁判]に頼る結果が計れないけれども、ローを倒すことによって自分の考え方と生活の ためにローに頼っている人たちの犠牲を却下することができない。
Antislavery(反奴隷制度)」(Dwight Drumond, Norton, 1961)にはイギリスの最高裁判所が奴隷制度を廃止した裁判を引用します。マンスフィールド首長はSommersett Caseという裁判(98 English Reports, 509, 1773)で問題を解決しました:
奴隷制度は・・・憎むべきで、それを裏付けるものは法律しかない。したがって、この裁判が起こす不便さに関わらず、[奴隷制度]はイギリスの法律で認められていない。ゆえに、黒人は解放しなければならない。
黒人への残酷を廃止することは不便でしたが、イギリス(後にアメリカ)は便利さより公正さに忠実でした。未生の子どもへの残酷を廃止することも不便さを起 こします。現代のイギリス人やアメリカ人は公正より便利さに忠実です。ジェファーソンの自分の奴隷に関する公正についての考え方は便利さに重く影響をされ ていました。「The Jefferson Scandals, A Rebuttal(ジェファーソンのスキャンダルの反論)」によると、
周期によって、ジェファーソンが持っていた奴隷の数は200人以上だったため、奴隷はジェファーソンの主な財産の一つでした。解放すれば、明らかに彼の財政への強い一撃になったでしょう。
ガットメーカー研究会のホームページは、子どものための知覚する負担を人工妊娠中絶を選ぶ主な動機として載せています。

反養子縁組のえこひいき

しかし、「望まれない」子どもを養子縁組に置くことは計画のない妊娠の経済的な損害を最小限にしないのでしょうか。実は最小限にしますが、人工妊娠中絶を 熟考している多くの母は自分の子どもを養子として任せることは考えられないことだと言います。この思考方法は先妻に新生児の保護権を奪われないように自分 の子どもを殺す離婚した父親の悪意と区別しにくいのです。あるいは心理学者であるローラ・シュレシンガーが言ったように、この思考は別れた妻が他の人に愛 されることを我慢できず、その妻を殺す先夫を思い出させることです。この基盤になっている自己愛は想像つかないほどみっともないことです。


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