無視できない戦争

「無視できない戦争」。それは中東の争いについて、雑誌「タイム」が最近記事にした見出しです。その通りです。私たちはその争いを無視するべきではありません。しかし、それに関する事実も無視するべきものではありません。あいにく、世界のマスメディアはほとんど事実を見落としています。

マスメディアにとってパレスチナの感情的な議論は非常に魅力的です。それはその議論が無罪の一般市民を殺すために自爆発するテロリストの嘘に基づいているにも関わらず…。メディアの判断を鈍らせる議論の一つは、イスラエル軍がパレスチナ人の子供を殺すという告発です。これは事実ですが、メディアはなぜ教養のある政権が自分の軍にそういう行動をさせるかを調べたくないようです。実は、パレスチナのテロリストは子供の死亡をプロパガンダとして利用するため子供を人間盾として使って、イスラエル軍に銃を発射します。イスラエル軍が自衛すると当然その子供は殺されます。これは作り話ではありません。ウェストバンクにあるタルカームという町のパレスチナ女性連合はアラファトに次のように訴えました。「私たちの子供は武装したイスラエル軍に立ち向かわせて街に出されています。あなたの警官隊に命令して無罪の子供を殺させる行動を中止するようにお願いします。」

私はメディアがイスラエルを攻撃国として描写する傾向を不安に思います。2002年3月26日にアメリカのレポーターで自ら公言したシオン主義者であるヘラルド・リベラ氏は次のように言いました。「人口の多い一般の町や都市に対して戦車、F-16などの暴力を使えば、それはテロへの攻撃ではなく、テロそのものだ」。ヘラルドも事実を無視しテロリストが自分の行動の弁明として作った嘘を言いました。実は、イスラエル軍はF-16を「人口の多い一般市民のターゲット」に対して使ったことはありません。そして、自分の国民の殺害に対する対応として人にではなく、ビルを攻撃しています。

メディアの偏見:パレスチナ人は実際に自分の土地から追い出されたのか

そういうイスラエルに対する偏見の例は山ほどあります。2001年8月17日のBBCニュースのある見出しは次のようなものでした。「イスラエルの暴力循環」。中東の事情は論理的に暴力循環として描写できません。なぜならば、その言葉は両方が悪いという意味を含めているからです。中東の現実はパレスチナ側の暴力にイスラエル側の自衛上の行動です。もし暴力循環だったらイスラエルの単独の行動でこの争いが終えられますが、イスラエルの行動は自衛上です。パレスチナがテロを終わらせば、イスラエルの自衛上の行動が不要になります。残念ながら、イスラエルがパレスチナ人の生活への制限を排除するたびに新たなイスラエル国民へのテロが発生します。

日本でもこういう偏見があります。最近ピースボートの雑誌を見ましたが、この団体はイスラエル軍の行動を抗議してデモをやっていました。なんと偽善的でしょう。どうしてパレスチナのテロリストを抗議しないのでしょうか。イスラエルはテロを冷静にただ受け止めるべきなのでしょうか。

メディアは最近イスラエルをすべての非難の対象にする試みにますます拍車がかかっています。メディアによると、パレスチナ人は追い出されたのでパレスチナ人はただ絶望的な国民のようです。2001年5月15日にAPが「5月15日の記念日は…パレスチナ人が追い出されてイスラエルという国が創立した日です。」 メディアはこの争いをパレスチナの独立へのもがきとして描写したいのです。

2001年6月にAPはいくつかの記事を「パレスチナの独立への追究とその状況」というテーマで出しました。 カレン・ロブという記者は「パレスチナの絶望はガザの難民キャンプからラマラの贅沢な高層ビルまで感じられるものです。7年間イスラエルと会談して独立の夢がかないそうになったそのとき、パレスチナ人は1948年中東戦争で追い出されてから一番ひどい危機に巻き込まれました。」 一所懸命テロを利用している民族が「巻き込まれた」と言えるのでしょうか。

それにしても、実際にパレスチナ人は追い出されたのでしょうか。1967年のアラブ・イスラエル戦争以前、パレスチナの独立運動はなかったということは不思議ではないでしょうか。 6日間戦争ではイスラエルはユダヤ、サマリア、それから東エルサレムをアラファトからではなく、ヨルダンのフセインから勝ち取りました。 アラブ系アメリカ人の記者であるジョセフ・ファラーは次のように言いました。「パレスチナ人はどうしてイスラエルが戦争で勝ってから国家の個性を突然発見したのでしょうか。」 そして彼はさらに言いました。
パレスチナは独立した実体として存在したことがありません。パレスチナは交替にローマ、イスラム教とキリスト教の軍戦士、オスマン帝国、そして一時的にイギリスによって支配されてきました。

…パレスチナ語という言語は存在していません。そしてパレスチナ文化もありません。それからパレスチナ人によって支配されたパレスチナは一度も存在していません。パレスチナ人はアラブ人であり、ヨルダン人(もう一つの最近にできた言葉)、シリア人、レバノン人、イラク人などと見分けがつきません。

…アラブ人は中東の土地を99.9%管理していることを覚えてください。イスラエルは土地の0.1%を代表しています。 …しかし、それはアラブ人にとって大きすぎるのです。彼らはすべてほしいのです。それがこの争いの原因です。
ですからメディアはパレスチナ人が追い出されたと言う時それはおかしいのです。実際に起こったのはアラブ人の集団がアラブの土地の0.1%から引っ越しただけです。

それでは、パレスチナ人は無理やりに移動させられたのでしょうか。歴史上の事実によるとそうではありません。1947年11月29日にUNによって土地が分配された前にもアラブ人はすでに引っ越し始めていました。

1947年10月23日のイギリス情報局のレポートによると、「アラブの先導者たちは騒動を予想してすでに家族を隣のアラブ国に避難させました。」10 12月までにハイファにいたアラブの人口は3分の2になっていました。それによって残った人たちに大きな負担をかけました。1948年4月にファリッド・サースとシーク・ムーラドという二人の国民議会員はアラブ軍団がハイファから難民を食事、服、宿をもらう場所に運送するために200のトラックがあると言って、アラブの市民に引っ越すことを勧めていました。言い換えると、アラブの指揮はハイファに住んでいたアラブ人にハイファを出る命令を出しました。11 イスラエルはパレスチナ人を追い出さななかったということです。むしろ、アラブ人は自分からパレスチナを出ました。これは当時の公式記録による事実です。実はイギリス情報局のレポートによると、ハイファのアラブ指導者の動機やデマがなければほとんどのアラブ人はハイファに残りました。12

それでも、もしパレスチナ人が独立したなら、暴力は止まるでしょうか。まったくそうではありません。これはもう一つのメディアによって宣伝されている作り話です。2000年7月のキャンプ・デービッド会談でバラック政権はウェストバンク(ユダヤとサマリア)とガザの96%を差し出しましたがパレスチナは断りました。13 パレスチナはイスラエルと平和を結ぶのではなく、イスラエルの破壊を望んでいるからです。ファトワ議会の会員と前ガザイスラム大学長であるアマド・アブ・ハラビヤ博士は次のように言いました。

イスラエル人にどこで会っても哀れに思うな。あなたはどこにいてもイスラエル人とアメリカ人、またはそれらに従う者[日本人も含まれる?]を殺しなさい。なぜなら彼らはイスラエルをアラブの土地の中心であるパレスチナに創立し、アラブ人とイスラム信者の敵だからだ…14

そして、彼はさらに言いました。
ガザで契約が結ばれたとしても、私たちはハイファ、エクル、ガリラヤ、ジャファ、ネゲブ、そして私たちのすべての都市と村を忘れない。

…パレスチナの土をハイファ、ジャファ、エクル、ムラバス、サラマ、マジダル、それからガザ、ウェストバンク、どこからも1粒も渡さない。
これはアラブの地の0.1%です。アラファトはテロを非難しませんが、これは契約違反です。アラファットはテロを非難し、イスラエルと警備件について協力し、平和に交渉すると約束しました。

義にかなった戦争

自衛は普遍的に認められた権利です。古代ローマの哲学者・政治家・雄弁家であるキケロは2,000年前に語りました。
私たちの心にしか書いていない法律があります。この法律は研修、習慣、読書によって分かるものではなく、自然から見出し、吸収、採用するものです。仮説からではなく、実行から――教育からではなく、自然直観からくるのです。私が言っている法律によると、私たちの命が陰謀、暴力、武装した強盗、または敵によって危険にさらされれば、どの方法で自衛してもすべて道徳上正しいのです。武器で抑えられる場合、誰でも自分を自衛するのにたとえその行為を肯定する法律がなくともその法律を待たずに実行します。なぜなら、それらを待つ者は正義を待たなければなりません。その間ずっと不正によって苦しむことになるからです。16
イスラエルは創造主である神から与えられた自衛の権利を持っています。

関連リンク

イスラエル大使館
ジオンとの架け橋


参照


1. Stop Inciting Children to Kill (Operation S.I.C.K.). Arafat urged to take children off front line .
2. BBC News, August 17, 2001. Inside Israel's circle of violence.
3. Greg Myre, "Palestinians Mark Anniversary; Four Killed, More than 200 Injured," Associated Press (May 15, 2001), International News.
4. Karen Laub, "Conflict with Israel has Slowed the Palestinians' Quest for Statehood," Associated Press (June 20, 2001), International News.
5. Ibid.
6. Farah, Joseph. Myths of the Middle East.
7. Ibid.
8. Ibid.
9. Ibid.
10. Karsh, Ephraim. Were the Palestinians Expelled?
11. Ibid.
12. Ibid.
13. Information Regarding Israel's Security (IRIS). Eve of the Camp David Talks, July, 2000.
14. Information Regarding Israel's Security (IRIS). The Palestinians In Their Own Words.
15. Ibid.
16. Halbrook, Stephen P. That Every Man Be Armed: The Evolution of a Constitutional Right. Albuquerque: Univ. of New Mexico Press, 1984, p. 17.